若き4番候補石川昂弥
石川昂弥内野手が、沖縄キャンプ初日に、打棒全開。逆風のコンディションの中、122スイング中、なんと25本の柵越えを放ちました。その半数近くが、防護ネット後方の当たりで、規格外のパワーを見せつけました。
3球団競合の逸材
東邦高校から入団し、3球団競合の末獲得をした未来の大砲。ソフトバンクの王会長もその実力を認めドラフト指名に踏み切った程の逸材。春の甲子園では投手として5試合に登板し、勝利投手となり打者でも3本塁打の活躍で優勝。U―18W杯の大会では。全試合4番を任され、打率.333と勝負強い打撃でチームに貢献しました。高校時代はピッチャーもこなし、プロ入り後は、2塁の守備をこなす器用さをありますが、主に三塁手として起用されました。
不運な怪我
ルーキの一昨年、立浪監督と同じようにプロ初打席で2塁打を放ちましたが、高橋周平が故障から1軍に復帰すると、2軍落ちてそのままシーズンを終えました。昨年は、前半、下半身のコンディション不良、そして、タイガースの桑原謙太朗投手から右手首に死球を受け、左尺骨を骨折、手術をする大怪我。結局、2年目のシーズンは1試合も出場がありませんでした。
待望の若き竜の4番
秋季キャンプでは充実した練習をこなし、野球を1年間やる体力もついてきました。根尾と同じように明らかに、体が大きくなってきました。打撃では、フォームが固いところが目立ち、立浪監督、中村打撃コーチからゆったり手を動かしてタイミングを取るように指導を受け、本人も少しつかみかけて来たようです。大柄ながらも、俊敏で高校時代は投手として登板したように、スローイングには定評があり、内野守備はどこでもこなす器用さも身につけています。
石川の持っているポテンシャルは誰もが認めています。今シーズンの目標は20本と本人は語りますが、それ以上の数字を挙げて欲しい。
3番根尾、4番石川昂弥が打点を挙げ、そして高橋宏斗がエースで完投勝利を飾る。一緒にお立ち台に上がりヒーローインタビューを受ける、こんなシーンを見てみたい。
近い将来、ドラゴンズジュニアのメンバーがチームの主力になって、「お金で寄せ集めをして補強する、在京球団」をやっつけて欲しい。