ドラゴンズもマネーボールを

タイガースの藤浪晋太郎が、タイガースからポスティングシステムでアスレチックスと契約と報道されました。
荒れ球のイメージの付く藤浪が果たしてメジャーで通用するのでしょうか?


左打者の餌食になる
確かに160キロの速球は魅力ですが、シュート回転するストレートは左打者の餌食になるのではないでしょうか?

それに、右バッターのインコースはいろんな意味で危険ですね。
乱闘にならなきゃいいけど。
日本でも、平田良介(大阪桐蔭の先輩後輩の関係)にデットボールをぶつけ、マウンドまで詰め寄られたり、広島カープの黒田投手が打席の時に、際どい球を投げ、にらまれたりしていますね。

メジャー2年間でわずか3勝の有原航平

今年、ソフトバンクに入団した有原航平はメジャー2年間で3勝7敗。防御率7.57の成績しか残せませんでした。
しかし、同じようなタイプの投手、澤村拓一がメジャー2年間で6勝2敗、13ホールド防御率3.39で、セットアッパーとしてある程度成績を残した様に、リリーフとしてなら、いや、ショートイニングなら活躍できるかもしれないですね。

オークランド・アスレチックスは昨年、リーグワーストの102敗を喫し、再建中との事。
そして先発投手が手薄で、ここ2年間で19勝したアービン投手だけです。

当の本人は先発希望らしく、球団としては先発で期待しているとの事だそうです。
このあたりの思惑は、すでに違和感がぬぐえません。
何しろこのタイプの投手は投げてみないと分からないピッチャーで、首脳陣としては使いにくいピッチャーである事は間違いないでしょう。

しかし、1年契約で5億5千万という破格な条件は日本の球団とは、もはや次元が違います。

マネーボールよ再び

アスレチックスはかつて映画にもなった「マネーボール」で、ゼネラルマネージャーのビリー・ビーンが行った戦略です。
これはセイバーメトリクスに基づくチーム編成で、勝つために重要視する事を徹底的に洗い直し、従来の価値観では重要でないものを排除して行きました。

送りバントは簡単にアウトを相手に与え、盗塁、はアウトのリスクをともなう。ヒットを多く打つよりも、四球をたくさん選ぶ出塁率の高い打者を獲得し、ホームラン打者よりも打点を稼ぐ打者が必要との考えでした。
そして、年棒の高い中心選手を放出。その見返りに若くて、年棒の安い出塁率の高いバッターを獲得して行きました。

こうして2000年代は、毎年リーグ優勝を争い、見事2年連続で100勝を達成したのです。
あの頃のアスレチックスに戻って欲しいですね。

そう言えばアスレチックスには、かつてドラゴンズで活躍したケン・モッカが監督をしていました。そして、1年だけ在籍したマット・ステアーズはアスレチックスで、立派な4番打者に成長。逃した魚は大きかったようです。


ドラゴンズもマネーボールを見習え

どうでしょうかドラゴンズの幹部、首脳陣の方々。
このところの戦力補強をみると、同じような長距離砲候補の選手ばかりに偏っていませんか?同じタイプの内野手ばかりを獲得…。

今のドラゴンズには、出塁率の高いアベレージヒッター、左打者の出現が急務です。

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