侍ジャパン念願の金メダル

2021年地元東京開催で、夏季北京オリンピックから14年の月日が流れ、ついに金メダルを獲得。しかもソフトボール女子と同時受賞。

思えば、1984年のロサンゼルスオリンピックの公開競技で金メダルを獲得。この時は、大アマチュアだけの構成で当時、明治大学の広沢克己(ヤクルトスワローズ)が台湾のエース郭泰源(西武ライオンズ)から決勝ホームランを放ち6-3で勝利し優勝しました。

プロが参加するも

アテネオリンピックでは、プロが参加して、長嶋監督が就任しましたが、脳梗塞で倒れ、惜しくも銅メダル。北京では星野監督のもと、金メダルを目指しましたが故障者続出でメダルを獲れず、侍ジャパンにとって今回のメダル獲得は悲願でした。

決勝は宿敵アメリカ

この試合、アメリカチームの先発はマルチネス。このマルチネスは昨年まではファイターズに在籍し、今年、ソフトバンクに移籍するとエース級の働きをし、急成長。言わば、ジャパン育ちのアメリカ人選手です。150キロの速球とチェンジアップで打者を翻弄。

しかし、8番、ヤクルトスワローズの主砲、村上宗隆がアウトコースの浮いたチェンジアップを左中間スタンドに運ぶ、見事なホームランで均衡を破りました。




先制点をもらった先発の森下暢仁(広島カープ)は5イニング3安打5奪三振とこの緊張する決勝の舞台で見事な投球。6回以降は、千賀滉大、伊藤大海と繋ぎ、ランナーを背負いながらも得点を与えず、8回ピンチを向かえると岩崎優(阪神タイガース)にスイッチをして三振を奪って無失点。

8回には貴重な追加点。このオリンピック好調の山田哲人がヤクルト同僚のマクガフから、ヒットで出塁すると、吉田正尚がセンター前にヒット。相手のミスも絡み、山田が生還して貴重な2点目をもぎ取りました。

9回はこのオリンピック全試合登板の、栗林良史(広島カープ)が3人を簡単に抑えて、見事勝利。

地元の東京オリンピックで悲願の金メダル、長嶋監督、星野監督も成しえなかった夢を稲葉監督が叶えました。

表彰台での感動的なシーン

表彰式で、ドラゴンズの大野雄大が空を見上げて、左手で金メダルを高く掲げました。先日亡くなった木下雄介選手へ報告。

大野雄大のメッセージが天国へ届いたのか、スタジアムには雨が・・・。

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