ドラゴンズ史上一番大きいホームランを打ったのは誰か?
中日球場の場外ホームラン
古くは、ラリー・ドビーが初の場外へ。ドン・ニューカムと一緒に入団した初の元メジャーリーガーです。
ジャッキーロビンソンに次ぐ2人目の大リーグ黒人選手で、本塁打王2回、打点王1回の実績をひっさげてやって来ました。来日時はもう晩年でしたが、挨拶代わりの一発は、ライトへの場外ホームランのなったと言います。
恐るべき怪力の森徹
力道山と義兄弟だった森徹でその腕っぷしは野球界随一で、裸になる力道山よりも上半身は発達していたと言います。1959年には桑田武と並んで3本でホームラン王に輝きましたが、日本人で初の中日球場で場外ホームランを放ちました。
ナゴヤ球場の場外ホームラン
大洋ホエールズのレロン・リーがレフトスタンド場外へ運びました。
同じ大洋戦のデーゲームで、ケンモッカが、内角の球をレフトスタンド上段へ運び、もう少しで場外へ出る当たり。同僚の選手等がボールが潰れるような音がしたと、コメントを出していました。
日本シリーズでの清原和博の場外ホームラン
1988年10月22日西武との日本シリーズ初戦。
この日は、仕事が休みで、西武との日本シリーズの初戦を観戦していました。この頃は、全試合、デーゲームで行われていました。ドラゴンズ先発は、大方の予想(小松だと思っていました)を覆し、小野和幸が登板。初回を簡単に3者凡退に抑え、調子はよさそうに思えました。
そして2回の表に迎えたルーキー清原。1-3からのスライダーを振り抜くと、打った瞬間にそれとわかる当たり。レフトスタンド上空に消えました。後方にある新幹線の高架橋の壁にワンバウンドで当たったと言います。
パウエルの5階席へのホームラン
1996年横浜スタジアムで推定飛距離165メートルの場外弾を放ち、1997年には、ナゴヤドームで5階席へ160メートルの大アーチを放っています。パウエルは首位打差のも3年連続で輝いていますが、ツボに来たら飛ばす力は十分ありました。
デビット・二ルソン
ディンゴと言えばわかりやすいと思います。開幕から不振でしたが、1999年4月7日に横浜スタジアムで放ったホームランは、待望の一発。ライトスタンド上空へ消える綺麗な当たりでした。しかもこの日は、先発のメルビンバンチがノーヒットノーランと達成しダブルで嬉しくなりました。しかし、ディンゴの打棒はこの後も眠ったままで、これが唯一のホームランとなり帰国の途に着きました。
タイロン・ウッズ
タイロン・ウッズは横浜時代も含めて多くの場外ホームランを放っています。
この中で最も、大きなホームランは2000年9月13日横浜スタジアムで、横浜先発の桑原謙からバックスクリーン左後方への一発。推定飛距離150メートルの場外弾でメガトン級の当たりでした。
やっぱりブランコの認定ホームラン
2009年5月7日の広島カープ前田健太から放った一発は、ナゴヤドーム建設以来、初めてのスピーカーへ直撃し、ナゴヤドーム初の認定ホームランとなりました。推定飛距離は160メートル。
そして、このスピーカーに直接打球を当てたのは、トニー・ブランコただ一人で、未だに彼に、続く者が現れていません。
是非、ドラゴンズの選手からこのスピーカーに当てるような、スラッガーが現れて欲しいものです。