燃えよドラゴンズの攻撃力を検証する②
この、この燃えよドラゴンズの歌は当時小学校3年生で、リアルタイムで聞いていました。
何度も、歌詞を代えて、リメイクでリリースされていますが、やはりこの最初のバージョンが好きですね。
しかし、この3番の歌詞だけは、当時から違和感を覚えました。
そこで、本当にこの歌の通り点が入るのか検証したいと思います。
・5番谷沢がクリーンヒット♫ ♬
ランナー1塁。
・6番木俣が流し打ち♫♪
木俣は右打者だったので、ライトへヒットを打ったと仮定しするとランナーが1.3塁または
1.2塁となる。
・7番島谷ヒットエンドラン♬♫
ちょっと待てよ、このケース、1.3塁、もしくは1.2塁で、しかも1塁ランナーは鈍足の木
俣達彦。エンドランのサインはどうなんだろう?
しかし、もっと問題なのは、島谷という打者が確実性のある打者ではなく、どちらかという
と空振りの多いバッターだってことです。
ここで一つの仮説と立てました。
木俣が流し打ちをしたが、ライナーか浅いライトフライで進塁打とならず、1塁に谷沢が残ってしまった。ワンアウトランナー1塁で、ここから下位打線になるので仕方なく、谷沢が走り、島谷にヒットエンドランをかけたところ、ヒットになり1.3塁となりました。
・8番広瀬がスクイズバント ♩♬
これで谷沢がホームを踏んで無事、1点が入りました。
総合的に考えると、ちょっと難しい采配という印象を受けました。
木俣達彦と島谷金二との間でヒットエンドランは無いだろう。8番広瀬のスクイズも、ワンアウト1.3塁ですが、次の打者が投手という事を考えれば、相手バッテリーは当然、スクイズを警戒してきます。際どい球を投げて歩かせて満塁にするケースもあるので、現実的にスクイズは難しいかもしれません。
当時、作者の山本正之さんは、島谷金二のヒットエンドラン以外の、メロディーに合う語句が見つからなかったのではないかと思われます。
まあ、歌の中の世界の話ですので、今さら、とやかく言うのもおかしいのですが・・・。
もし、再考するならば、7番島谷、「ツーベース~」ですかね。ちょっと字余りですが。
これなら次打者、広瀬のスクイズバントに繋がり2点入ります。
余談ですが、この応援歌は作者の山本正之氏が、貧乏な学生時代に銭湯で書き上げたと前述(燃えよドラゴンズ誕生秘話)しています。山本氏の代表作に「タイムボカン」の主題歌もありますが、なんと偶然にもその銭湯で、映画のワンシーンが撮られたそうです。
もうひとつ余分な話ですが、「燃えよドラゴンズ!」のタイトルにあえて「!」と記入があるのも、「だってカッコいいでしょう」という作者のこだわりだそうです。