アリエルマルチネス

リナレスが将来性を評価

2018年にドラゴンズのオマール・リナレス巡回コーチの推薦でキューバからやって来ました。キューバの国内リーグでも打率.264 6本塁打とパッとしない成績でしたが、リナレスが将来性を評価し日本にやって来ました。

2年間は、育成選手としてファーム暮らしが続き、3年目の2020年に支配下登録となりました。背番号の210番の3桁から57番。この背番号は、最近では英智、その前は彦野利勝氏が付けていた出世する背番号です。どちらかというと、俊足、堅守のイメージのある番号ですが、そのイメージを脱して欲しいです。

昨年も、一軍に上がることもしばしばありましたが、度重なる故障で一軍定着とはなりませんでした。 片言の日本語とゼスチャーで投手とのコミュニケーションを取り、2020年7月に捕手として1軍に上がると早速、東京ドームでのジャイアンツ戦で出場。外国人で、捕手として出場するのは、ドラゴンズではディンゴ以来の出来事です。

守備で魅せる

そのマルティネスが、バッティングではなく守備で魅せました。

7月4日のジャイアンツ戦で6回に代打で出場すると、そのままマスクをかぶり、ドンピシャのタイミングで吉川尚揮の2盗を見事刺しました。この捕手としての出場に解説者の里崎氏もキャッチング、スローイングも合格点、ブロッキングに関しても上手いと評価。 翌日は初のスタメン出場でプロ入り初安打を放ち、4打数3安打の猛打賞、守りでも梅津、福の両投手を好リードで勝利に導きました。

外国人初同士のバッテリー

8月14日のジャイアンツ戦では、1991年のロッテの荘勝男、ディアス以来となる、NPB史上30年ぶりとなる大変珍しい、ジャリエル・ロドリゲスとの外国人初同士のバッテリーを組みました。試合は残念ながら、1-6で敗戦となりましたが竜党の胸を躍らせました。

来季からは外野手兼務

2021年は打率.244 2本塁打でした。キャッチャーには木下拓哉捕手がいる為、出場機会が得られません。その為、今年の秋季キャンプではキューバ代表捕手のプライドを捨て、外野守備に挑戦中です。

ドラゴンズはチーム打率、ホームラン共にリーグ最低で強打の外野手が必要です。 外野のレギュラーはセンターの大島洋平以外は決まっておらず、持ち前の長打力で、是非、レギュラーを獲得して欲しいですね。                                                       そして、巨額の契約金を払って、メジャーリーガーを連れて来るジャイアンツの外国人に負けないで欲しい。

元、モデルのカミーラさんと結婚し、第一子も誕生。これからの活躍に大いに期待しています。

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