高橋宏斗プロ初勝利はダブルでレアな勝利
地元中京大中京出身の1プロ2年目、19歳の期待のドラフト1位高橋宏斗が記念のプロ初勝利。しかも、初ヒット、初打点のおまけ付き。
不安定な立ち上がり
ヤクルトの先発は高橋と同じ背番号19のこちらは、42歳石川雅規。
初回のドラゴンズの攻撃を無失点に抑えると、その裏、19歳の背番号19は、ヤクルト山田哲人にタイムリーヒットを浴び、先行きが危ぶまれましたが、その裏、自らのバットで反撃。
1死満塁からセカンド山田哲人のグラブをはじくセンター前に2点タイムリーヒットを放ち逆転。
そして、打率.091の不振、京田の打棒がついに火を噴きました。ライトスタンドへ今までのうっぷんを振り払うようなホームラン。
止まらない阿部の打棒
阿部の6試合連続打点のタイムリーが出ると、石川昂弥がレフトスタンドへプロ入り2号ホームラン。すると、続く京田がなんと2打席連続ホームランを放ちました。
そしてとどめは木下のスリーランホームラン。
昂弥のプロ第2号
打ちも打ったり先発全員安打で、惜しくも毎回安打は8回で途絶えましたが、若い力が躍動。若林は3塁打、若き大砲石川昂弥も本塁打を含む、2人共にマルチヒット。根尾は代打登場し、四球を選び、鵜飼も代打出場も三球三振。若手を積極的に使うスタイルはぶれません。
先発高橋は、変化球を低めに集め、要所で150キロの速球勝負、6回2死から四球を出しましたが、落合投手コーチから「死ぬ気で投げてこい」と激励され、オスナに対し3ボールから、ストレートでカウントを整え、最後はスプリットで三振に打ち取り、6イニングを3失点。見事プロ初勝利を飾りました。本来は、前回登板後に一度登録を抹消し、2軍で調整するつもりでしたが、小笠原の新型コロナウィルスの感染でこの日の登板となりましたが見事このチャンスをものにしました。
11年ぶりの珍しい対決
初勝利のウイニングとプロ初ヒット、初打点の記念球を大事に受け取り、お立ち台に上がりましたが、この勝利は実はレアな勝利。
2010年、対阪神戦での下柳が43歳、ドラゴンズの先発、伊藤準規19歳以来の11年ぶりの40代、10代対決となったのです。
そして見事勝利、背番号19番対決も制しダブルでレアな勝利となりました。
レアというと京田選手の2打席連続ホームランも付け加えましょう。