鵜飼航丞が初本塁打、岡林の奮起に期待

メジャーリーグ、マエケン推しの将来のドラゴンズのエース、高橋宏斗がプロ初登板を初先発しました。

高橋宏斗の直球は、ほとんどが150キロを超えていましたが、DeNA打線は簡単に捉えていた印象があります。オープン戦で、あれだけバットの空を斬らせていたスプリットが全く通用せず、バッターに見切られていました。事前に相当研究している様子で、やっぱりプロは甘くないですね。

鵜飼のプロ入り初ホーマーは見事でした。

石田の投げたインコース142キロのストレートをものの見事に左中間の中段まで運びました。まさにホームラン打者の打球。西武の山川を連想させるスイングで、今後のドラゴンズを背負う長距離砲の片りんを見せてくれました。

しかし、鵜飼のホームランが出た直後の高橋の投球は落ち着いていました。

結局5回を投げ3安打4四死球、2奪三振4失点。次回の登板に期待しましょう。

粘りをみせた打線

8回の攻撃は、木下の今季初ヒットから始まり、根尾の四球、大島、平田、鵜飼の3連続タイムリーで4点返して、このあとビシエドに1本出ていれば同点、逆転のチャンスでしたがサードゴロ併殺打。9回も石川昂弥がダブルプレーに倒れてゲームセット。

あと1本出ていれば勝てていたゲームだっただけに残念です。

岡林の返球ミス

実は犠飛での得点が2点あり、いずれもライトへの飛球で犠牲フライにしては微妙な距離の外野フライでしたが、1度目は岡林の送球が3塁側にそれ、2度目は返球がツーバウンドで本塁への送球が間に合いませんでした。岡林を責めたいところですが、右手の故障がありながらの出場をしているだけに不運でした。このどちらかが刺していれば勝利していたかもしれません。

この日の岡林は打撃でも、簡単にフライを打ち上げる凡打ばかりで精彩がなく、立浪監督も交代を命じました。

野球とは僅かな隙、ミス、不運が得点に結びつくスポーツなのです。野球の神様は今日、ドラゴンズには微笑んではくれませんでした。

4番鵜飼が見たい

しかし、今日の収穫は、高橋宏斗、鵜飼が躍動したことです。そして早く、鵜飼にビシエドに代わる4番に座って欲しいですね。